フェニックスの葉陰から眺める大海原 日南海岸、南国情緒の理由は?橋田正城 相場郁朗印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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宮崎市中心部から車で30分ほど。山道を走った先、太平洋が視界に飛び込んでくる景勝地が日南海岸の堀切峠だ。眼下に「鬼の洗濯板」と呼ばれる波状岩が広がる。【撮影ワンポイント】日南海岸 7月に入っても大雨が降り続いていた。南九州の梅雨明けを待ってすぐに現地へ向かった。朝日が昇り始める頃、ウォーキングの男性が現れた。全身で光を浴びる様子がエネルギーを充塡(じゅうてん)するウルトラセブンのよう。翌朝もやって来た彼の姿が日の出と重なり、フェニックスの木々のわずかな空間に一瞬だけはまった。(相場郁朗)【特集】いいね!探訪記植え方にこだわった「宮崎観光の父」 岩切章太郎 「すばらしい景色。しかし、こういう景色は日本中どこにでもある」と語ったのは宮崎交通の前身を創業し、国鉄総裁候補にもなった岩切章太郎(1893~1985)である。「美しい、と思ったら更に手を加える。フェニックスの葉陰から太平洋を見せたらもっと美しくなる」 ヤシ科のフェニックスは南国情緒がある。病害虫に強く、育ちも早い。海岸沿いに植えて、観光地として売り出そうと考えた。日南海岸は宮崎市南部から串間市まで120キロメートルほど。宮崎市の堀切峠から南へ約1キロメートルの「道の駅フェニックス」までの景色が最も知られている。 堀切峠の植栽は1930年代に始まった。「植え足し」という手法で数を増やした。「フェニックスはバックに水や空があった時が一番美しい。そういう植え方をした」と章太郎は述懐している。 植樹に関わった倉永章雄さん…この記事は有料記事です。残り506文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






