クマが道路を歩く姿を撮影 被害相次ぐ秋田、ゾーニング管理の行方は松村北斗印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする【動画】秋田市の山里で道路を歩くツキノワグマを撮影した=松村北斗撮影

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クマによる人身被害件数(2025年度)が全国で最も多かった秋田県で、山里の道路を歩くクマの姿を撮影した。被害を減らそうと秋田県は「ゾーニング管理」と呼ばれる方法でクマの対策に取り組んでいるが、クマの生息域が広がる一方、進む人口減少が対策に影を落とす。 環境省によると、25年度は全国で216件(238人)のクマによる人身被害が発生、うち秋田県は59件(67人)と、岩手県の39件(40人)を上回り、全国最多だった。今年度も5件(5人、6月末日現在)の被害が出ている。 6月24日、秋田県内で30年近くにわたってクマを撮影している写真家加藤明見さん(77)の車に同乗した。JR秋田駅から20キロ余り離れた秋田市の河辺地区。山あいの道のカーブを曲がると、「いました」と、ハンドルを握る加藤さんが声を上げた。200メートルほど先の道路上に黒い塊が見える。車内からしばらく撮影した後、加藤さん、続いて記者も車の外に出て、望遠レンズを構えた。 クマは季節によって食べるものが異なるが、訪れた時期はヤマグワやヤマザクラの実を盛んに食べていた。この日は早朝に同じ場所を訪ねたが、クマに折られた木の枝やふんは確認できたものの、クマは目撃できなかった。 「人気のない山の中なら、クマは日中でものんびりと果実を食べていることがある」。長年、クマを観察してきた加藤さんの判断で約3時間後、再び訪ねたところ、ふんから500メートルほどの所で遭遇したのだ。クマがこちらに歩いてきた クマは道ばたのヤマグワの木を揺さぶったり、道路を何度か横切って森に消えたり再び現れたりした後、こちらに向かって歩き始めた。 60~70メートルまで来ただろうか。クマは脚を止めた。じっとこちらを見つめる。 「車に入った方がいいでしょ…この記事は有料記事です。残り2152文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする