ストーリー「私ら生きてたらあかんのか」 知的障害ある人たち、番組つくり発信森本美紀印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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現場へ! やまゆり園事件10年(5) 知的障害のある人たちが、当事者の声を届けるインターネット放送局「パンジーメディア」は、大阪府東大阪市の住宅街の一角にある。 同じ障害のある19人が殺害された津久井やまゆり園事件から「10年」をテーマに、番組づくりを進めてきた。 メンバーの一人、中山千秋さん(59)は4月、神奈川県でのロケに参加した。施設入所を経て、のちにパンジーメディアを運営する社会福祉法人「創思苑」の活動に関わり、そこで出会った仲間と2007年に結婚。法人のグループホームで暮らす。 16年7月に事件が起きた時、「私も同じ目に遭うかもしれない」と怖くなった。周囲からも「苦しい」「好きで障害者に生まれたんじゃない」といった声があがった。「障害重くても地域で」 その2カ月後に放送が始まったパンジーメディアの番組「きぼうのつばさ」で、当事者が演じるドラマの制作を手がけた。「私ら、生きてたらあかんのか」という思いで提案した。虐待などを受けた入所施設から抜け出すストーリーで、自身の経験も重ねた。 「入所施設では管理され、自由のない生活だった。施設をなくして、どんなに重い障害があっても地域で暮らせる社会にしたい」。それが中山さんの願いだ。 「神奈川ロケ」は4日間の日程で、初日は津久井やまゆり園を訪ねた。中山さんは、犠牲者の名が刻まれた鎮魂のモニュメントに花を供え、手を合わせた。「つらかったやろね。なんで殺されなあかんのか、わからんかったと思う。悲しい事件です」 永井清光園長(56)の案内…この記事は有料記事です。残り736文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人森本美紀くらし報道部専門・関心分野障害福祉、介護、認知症、生きづらさ、単身社会 、高齢化するマンション 関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする