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神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件から、26日で10年。事件をめぐっては、社会にひそむ障害者への差別意識も問われた。この間、社会は変わったのか。当事者や親に聞いた。

脳性まひのため車いすで生活する東京都中野区の会社員、和田拓也さん(33)は事件後の数年間、月命日に津久井やまゆり園に献花に通った。

高校時代に学校と病院が併設された施設で暮らした。自分で動けない子、発話できない子もいた。同じような施設が襲われ、他人事に思えなかった。「いつ誰に襲われてもおかしくない。全員が敵に見えた」

SNSにはいまも、障害者を差別したり蔑視したりする書き込みが目に付く。10年の節目を前に、「世間が事件を忘れてくれたほうがいいのではないか」との思いが生まれた。植松聖死刑囚(36)の身勝手な考えがあらためて報じられることで、共感し、模倣する者が生まれるのではないかと恐れるからだ。