2026年7月25日 20時20分豊平森印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件から26日で10年を迎える。市立あじさい会館(中央区)で25日、追悼式が開かれた。遺族や入所者ら関係者187人が参加。黙禱(もくとう)を捧げ、障害の有無に関わらず人格や個性を尊重し合う社会の実現へと思いを一つにした。 県と市、園を運営するかながわ共同会が主催した。式壇には園の入所者らによる19色の折り紙のやまゆりや、故人をしのぶ19枚の絵も飾られた。「胸締め付けられる息苦しさ」忘れられない 事件の背景にあった障害者への強い差別意識に対し、黒岩祐治知事は式辞で、「自分勝手でデタラメで完全に間違ったもの」と非難。事件現場での「胸が締め付けられるような息苦しさ」を忘れられないとし、事件を知らない世代が増えるなかで「この思いをしっかりとつないでいく」と述べた。 本村賢太郎市長も「偏見や差別のない共生社会を築いていくことが私たちの使命」。かながわ共同会の山下康理事長は、差別や偏見はまだこの社会にあるとし、これからの10年を「追悼に加え、事件の教訓を未来へつなぐ時間にしなくてはならない」と語った。会場に訪れた上野賢一郎厚労相も「障害のある方もない方も、分け隔てられることなく、お互いの人格や個性を尊重しながら共に生きる社会の実現に向けて取り組んでいく」とした。重い障害あっても「心」が生きている 利用者代表の島田昌尚さん(56)は壇上で永井清光園長にあいさつを促され、「ああ、ああ、ああ、ああ」と応じて追悼の気持ちを表した。永井園長は「どんなに重い障害があっても『感情』も『意思』もある。『心』が生きている」と訴えた。 「新年会で和太鼓演奏を楽しんでいたあなた」「風邪を引かないように気を付けていたあなた」「寒い冬のラーメンを楽しみにしていたあなた」――。式の最後、黒岩知事は亡くなった19人に一人ずつ呼びかけ、障害者へのいかなる偏見や差別も排除するとうたう「ともに生きる社会かながわ憲章」を朗読した。 26日は津久井やまゆり園で午前10時から午後6時まで、一般からの献花を受け付ける。県によると、25日正午までに950件のデジタル献花が寄せられた。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする