[PR]
外回り中に入った牛丼屋で、隣に座っていたのは……。「ハガネの女」「カンナさーん!」などで知られる漫画家の深谷かほるさんが、SNSで発表してきた「夜廻(まわ)り猫」。今回は、酷暑の中で見た、とある光景に思いをはせる男性のエピソードです。外で働く「年寄りばっか」きょうも夜の街を回っていた猫の遠藤平蔵。仕事帰りの男性の、心の涙の匂いに気づきます。男性は、酷暑の中で見た光景を振り返ります。外回り中、昼食のため牛丼屋へ入ったところ、「隣は現場作業員みたいなじいさんでさ どう見ても80歳ぐらいで 並盛りなのに食えてないんだよ」と言います。「体調悪いんだよ 涼しいとこで水飲んで寝なきゃだめだ なのに炎天下、立ちっぱで働いてる」男性は、「40度なんて時、外で働かせんのやめた方がいい 年寄りばっかだし」と語ります。「俺、これでも税金たんまり払ってきたんだけどな」といぶかしがる男性。遠藤は「どこに消えたんでしょうなあ」と応じます。男性は「腹立つなー」と言いつつ、遠藤と子猫の重郎に「おい ウチで飯食ってけよ」と誘うのでした。「一生働かなければならない人」も作者の深谷かほるさんは、「高齢者が働いています。あらゆる場所で、炎天下でも……」と語ります。朝日新聞Reライフプロジェクトが2025年に実施した「定年や60代以降の働き方」アンケート(2155人)では、定年後も「働き続けたい」との回答が約6割(57.5%)にのぼりました。深谷さんは、「『一生働きたい人』のなかには、『一生働かなければならない人』も相当含まれているのではないでしょうか」と指摘します。「以前、高齢者の安楽死解禁などにふれた学者の意見が取りざたされたこともありました。税収が最高だと言いながら、外国に兆単位の支援をしながら、国民が寿命を生きることも遠慮せねばならないとなったら、おかしな話です」と話しています。マンガ「夜廻り猫」猫の遠藤平蔵が、心で泣いている人や動物たちの匂いをキャッチし、話を聞くマンガ「夜廻(まわ)り猫」。泣いているひとたちは、病気を抱えていたり、離婚したばかりだったり、新しい家族にどう溶け込んでいいか分からなかったり、幸せを分けてあげられないと悩んでいたり…。そんな悩みに、遠藤たちはそっと寄り添います。遠藤とともに夜廻りするのは、片目の子猫「重郎」。SNS上では、「遠藤、自分のところにも来てほしい」といった声が寄せられ、人気が広がっています。 ◇深谷かほる(ふかや・かおる) 漫画家。1962年、福島生まれ。代表作に「ハガネの女」「エデンの東北」など。2015年10月から、ツイッター(@fukaya91)で漫画「夜廻り猫」を発表し始めた。第21回手塚治虫文化賞・短編賞を受賞、単行本12巻(講談社)が2026年5月に発売。講談社「コミックDAYS 編集部ブログ」で月・金曜夜に連載中。スピンオフ「居酒屋ワカル」は講談社「コクリコ」で連載した単行本が2024年11月に発売。ニュースが身近になるメディア「withnews」https://www.asahi.com/withnewsTikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@withnewsYouTubeアカウント:https://www.youtube.com/@withnewschannel






