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きてれつ父ちゃん…。漫画家・小山コータローさん(@MG_kotaro)が描くのは、どこか奇妙だけどなぜかツボに入る4コマ漫画。想像の斜め上からくる小山さんの発想力で、ちょっとダウナーな頭をやわらかくしてみませんか。人の笑顔が大好きな小山さん10年前の自分というと…そうですね、いま39歳なんで29歳ですか。ちなみに僕はイラストを描いてみようと急に思い立ったのが31歳の時なのでまだ漫画はおろかイラストを描き始める2年前ということです。何をしてたのかと言えば、普通に仕事しかしてなかったんじゃないかな…30歳目前で何かやりたいな~と思っていた頃でしょうね。そういうフラストレーションが一気にいま爆発しているのだと思いますが、いまのギャグ漫画作家としての8年が自分の中で色が濃すぎて、正直それ以前の人生があんまり思い出せないんですよね。ただ、多分30歳になってすぐくらいに、当時「奇テ烈と彼女」というコントユニットの台本を書いたのかな…。思い返すと、当時ちょっと面白いことをしたくて知り合いの劇団主宰さんに頼んで人を集めてもらって、コント台本を書かせてもらったんです。僕は地方住みなので、台本だけ提供してあとは演出とかも丸投げしちゃったんですけど、本番観に行ったら結構面白かったんです。20歳前後の女の子だけで6本くらいのコントを数名ずつでやったんですよ。何回か公演やったんですけど、ちょっといろいろあって出来なくなっちゃいました。で、これが結構変な縁というか…。公演は急きょ中止になったのですが、会場を押さえちゃっててお金も払っちゃってたんですよ。その会場が、演劇にもアートギャラリーにも使える所だったんです。なので、友だちの画家に「使う?」と聞いたら、とんとん拍子にいろんな人集めてグループ展やってみる?みたいな話になって、グループ展の主宰をやったんです。ただ、元をたどれば僕は中止になった公演の台本を書いただけだったので、このグループ展に僕はもちろん何も展示していません。ただ会場のお金を払っただけなんです。で、そのグループ展のあと、偶然イラストを描くようになり、なぜかギャグ漫画も描くようになって…二回目のグループ展の時には自分の漫画も展示できるようになっていました。ギャグ漫画って、実際にお客様の前でやる漫才とかコントとちがって読者のリアクションは見れないじゃないですか。展示会って、唯一目の前でリアクションが見えるんですよ。それが楽しくて。結局自分は人の笑顔が大好きなんだなと思いますね。自分の作品で笑顔になってもらえるのが本当に気持ちよくて、だからリアルイベント好きなんですよ。ギャグ漫画作家のくせに、トークライブやったり個展乱発したり…でもいいじゃないですか、人の笑顔って。特に自分の作品とか自分から発せられた何かで笑ってもらえたらそれはもう最高です。というわけで10年前の小山コータローは、まだ漫画を描く片鱗(へんりん)なんて1ミリも見せてませんがその2年後に楽しい人生が始まります。良かったね。 ◇〈こやま・こーたろー〉漫画家。「違和感」を作風とし、漫画家のSNS「コミチ」やXで毎日4コマ漫画を発信中。前後関係を無視したセリフや、突拍子もない理不尽な展開が得意。初の書籍『デリシャス・サンド・ウィッチーズ』(扶桑社)発売中。Xアカウントは@MG_kotaro。 ◇漫画家・小山コータローさんの連載「#小山コータローの4コマ劇場」は原則週1回、withnewsで配信していきます。ニュースが身近になるメディア「withnews」https://www.asahi.com/withnewsTikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@withnewsYouTubeアカウント:https://www.youtube.com/@withnewschannel