現場から「人生被害」と尊厳回復…ハンセン病元患者の闘い 高校生の創作劇に宮田富士男印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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国がハンセン病患者を強制隔離する根拠としたらい予防法。廃止から30年、国家賠償訴訟で違憲判決が出て25年となる今年、この問題に正面から取り組んだ創作劇が注目されている。あまたの「人生被害」と尊厳回復の闘いを演じているのは高校生たち。全国高校総合文化祭(秋田県)で7月31日に上演される。 鹿児島県立伊集院高校演劇部の創作劇「そのひとの名前」は国賠訴訟の場面で始まる。弁護士が主人公に問う。 「本人調書、原告山田島男。これは本名ですか」 「いいえ」 「なぜ本名を名乗らないのですか」 「姉と妹に迷惑が」 奄美大島に住む主人公は中学生だった1950年ごろにハンセン病を発症。強制収容を免れようと山中に潜むが密告により捕らえられて51年、本土の療養所に収容される。戦後に普及した特効薬で治癒した後も退所できず、入所者と結婚する際には子どもができなくなる断種手術を強いられる。国の隔離政策は、「幸福追求権」を尊重するとした憲法13条に違反していると社会へ訴え続ける。96年にらい予防法が廃止されたが、国がその責任を認めようとしなかったことから国賠訴訟を起こして勝訴するといった内容だ。 台本を書いた演劇部顧問の上田美和教諭(54)は、高校演劇に関わって約30年。総文祭出場は今回で4回目。屋久杉の保全活動や出所者を雇用する飲食チェーンなど社会性の濃いテーマで台本を書き、過去3回とも創作脚本賞に輝いた。「食らいついていけるのでは…」 国語教諭になって初めて赴任…この記事は有料記事です。残り2309文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人宮田富士男鹿児島総局|行政、川内原発、水俣病専門・関心分野人権関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする