深掘り2026年7月29日 7時00分比嘉海人印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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SNSは子どもたちのコミュニケーション手段として広がる一方、リスクからどう守るのか。高校野球の世界でも、模索が続いている。 朝日新聞社は4~6月にかけて、全国の硬式野球部の約3700校の監督・部長を対象にアンケートを実施。47都道府県の3345校が回答した。 SNSをうまく利用して部員獲得につなげるなどの効果を上げている学校もある一方、不適切な利用に悩む指導者もいる実態が浮かび上がった。 「チームでSNSアカウントを持っていますか?」との質問には、1267校(37.9%)が「はい」と回答。うち1221校がインスタグラムのアカウントを持っていると答えた。 SNSアカウントを持つ目的を複数回答可で尋ねると「情報発信」(1099校)や「部員募集」(900校)が目立った。「SNSで発信することについて、一定の効果はあると思いますか?」との質問には、アカウントを持つ学校の97.5%にあたる1235校が「はい」と回答した。実際にSNSを有効活用することによって、部員獲得につなげている学校もあった。強豪校は「禁止」の傾向 一方で「部員個人のSNSなどのインターネット利用について、ルールを決めていますか?」との質問については、半数以上にあたる1742校が利用を制限したり、何らかの指導をしたりしていた。 「部として禁止」と答えたのは125校(3.7%)で、うち16校は過去1年間に春夏いずれかの甲子園大会に出場していた。私立の強豪校が多く、理由に「不祥事対策」を挙げた学校もあった。 春夏で甲子園に10回以上出場している関東地方の強豪校は、禁止理由に「昨今はSNSの不祥事が多く、管理の難しさに直面している。携帯の中身まで確認し管理していくことが難しいため、禁止としている」と答えた。 「一定のルールを決めている」は385校(11.5%)、「部で正しい使用方法を指導している」は1145校(34.2%)だった。 ルールや指導内容を自由記述で尋ねると、「閲覧は可能だが、投稿は禁止」「個人情報を投稿しない」「他人の顔を同意なく載せない」「実際に起こった事例を伝え、どのような取り扱いが望ましいかを指導している」などの回答があった。部員たち自らが話し合ってルールを作った学校もあった。 アンケートの自由記述欄では、指導の限界や苦悩をにじませる指導者もいた。ある高校の部長は、こう記した。 「高校生なので、失敗はする。しかしながら、安易な考え、その場の軽いノリから取り返しのつかないことになるケースがあるのも実態としてある。これからの時代、SNSの使用は日常的かつ有効活用すべきツール。ただ、学校、教員が指導できることには限界があり、その範疇(はんちゅう)を超えている生徒への指導と向き合わなければならない」有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






