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埼玉出身の偉人、渋沢栄一の名を冠した埼玉県の「渋沢MIX」が25日、開設1周年を迎える。人口減社会での地域経済の成長に不可欠とされる「イノベーション」の創出拠点で、大野元裕知事の肝いりで始まった。東京都や愛知県、福岡県など他都府県にも似たしくみがあるなか、個人や企業をどうひきつけているのか。その試みを追った。 さいたま市のJRさいたま新都心駅の改札を出ると、すぐに見えてくる複合ビル。この5階に渋沢MIXはある。465平方メートルのフロアにはコワーキングスペース、個別ブースやミーティングルームなどがあり、個人事業主や起業を志す人、企業関係者を中心に900者超の会員が利用している。スタートアップアドバイザーなど専門人材も在籍し、起業の相談もできる。埼玉のよさとは 最大の魅力は、会員登録すれば、これらのサービスを無料で利用できる点。最大約100人が参加できるイベントスペースもその一つで、壁には開催予定のイベントのちらしがたくさん貼られている。実証実験で商品を置く企業もあり、県の担当者は「会員間で活発な交流が起きています」と話す。 11日、視察で訪れた林芳正総務相に自らの事業を説明し、「実用化につなげる資金調達を金融機関と一緒に行ってほしい」と激励を受けたのが、埼玉出身の木村直人さん(25)だ。 東京大学在籍中に、建設業・…この記事は有料記事です。残り873文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人日浦統さいたま総局記者|埼玉県政・経済担当専門・関心分野「東京一極集中」の実相と課題、札所巡り関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする