国宝・扇面法華経冊子の金文字、実は真鍮だった 謎多き金属技術史編集委員・中村俊介印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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きらびやかな金銀の意匠で飾られた国宝級の美術工芸品。その一部で、これまで金と思われていた線などが、実は真鍮(しんちゅう)だったことが、奈良大学などの専門家でつくる研究チームの科学分析で明らかになりつつある。真鍮は銅と亜鉛の合金で黄銅とも呼ばれるがそのルーツには謎が多く、日本の金属文化の歴史を解き明かす手がかりになりそうだ。 研究チームは8年前から科学研究費の助成を受け、蛍光X線分析と呼ばれる非破壊の手法で古代や中世につくられた美術工芸品などの素材を調べてきた。 たとえば、みやびな大和絵で飾られた扇形の料紙に経文を施し、その豪華さで知られる国宝「扇面法華経冊子」(12世紀、大阪・四天王寺蔵)。このほどあった公開講演会で報告された研究成果によると、下地に描かれた人物の髪やえぼしなどの黒い部分に記された金字の経文は、実は金ではなく真鍮であることが判明したのだ。今でいうレアメタルだった? ほかにも複数の法華経の文字…この記事は有料記事です。残り547文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人中村俊介編集委員|文化財・世界遺産担当専門・関心分野考古学、歴史、文化財、世界遺産関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする