インタビュー日本に原潜は必要か 元海自潜水艦長「想定超える中国海軍の活動」聞き手・牧野愛博印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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防衛省が設けた「防衛力の抜本的強化に関する有識者会議」が9月、原子力潜水艦を念頭に「次世代の動力」を活用した潜水艦の導入検討を提言しました。原潜導入は可能なのでしょうか。海上自衛隊の潜水艦はやしお艦長を務めた伊藤俊幸元海将(金沢工業大学虎ノ門大学院教授)は、「自由で民主主義の日本で議論すらできなかったことがおかしい」と語ります。原子力潜水艦を念頭に「次世代動力研究を」防衛省有識者会議が報告書 ――提言は「次世代の動力」を活用した潜水艦の導入に触れています。 有識者会議の議論では「原潜」という言葉も出たそうです。原潜は動力に原子炉を使いますが、会議が想定したのは核ミサイルを搭載する戦略原潜ではなく、通常のミサイルを搭載した攻撃型原潜です。ただ、最終的には原潜の導入を直接提言する雰囲気にないと判断したそうです。2011年の東日本大震災以降、「原子力アレルギー」が更に強くなった現状に配慮したのでしょう。全く議論しないのはおかしいという観点から「次世代の動力」という表現に落ち着いたようです。通常動力型潜水艦と原潜 何が違うのか ――海自が保有する通常動力型の潜水艦と原潜では何が違うのですか。 海自の潜水艦はリチウム電池に蓄えられた電力で電動機(モーター)を駆動して航行します。電池に充電するため、たびたび海面の上にシュノーケル(吸気筒)を出してディーゼル発電機を使う必要があります。水中速度20ノット(時速約37キロ)を出せますが、最高速度を維持し続けると電池の消耗も激しくなります。脅威下でも機会を捉えて充電を試みなければなりません。【連載】読み解く 世界の安保危機ウクライナにとどまらず、パレスチナ情勢や台湾、北朝鮮、サイバー空間、地球規模の気候変動と世界各地で安全保障が揺れています。現場で何が起き、私たちの生活にどう影響するのか。のべ400人以上の国内外の識者へのインタビューを連載でお届けします。 一方、原潜は原子炉が無尽蔵…この記事は有料記事です。残り1546文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人牧野愛博専門記者|外交担当専門・関心分野外交、安全保障、朝鮮半島関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする