現場から第3回観光客は来るのに儲からない 通過型観光地からの脱却、鍵は夜体験宮坂奈津印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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有名な観光地なのに、観光客は数時間滞在しただけで次の目的地へ向かってしまう――。そんな「通過型観光地」に悩む地域は少なくない。 観光客が増えても、宿泊しなければ地域での消費は伸びにくい。どうすれば通過型を脱することができるのか。ふたつの観光地の現在地から考えた。オーバーツーリズムなどの課題が深刻化するなか、社会が潤いつづける観光とは何か。模索する現場を訪ねました。 原爆ドームや厳島神社という二つの世界遺産を抱える広島県は、日本を代表する観光地の一つだ。 それでも長らく、「通過型観光地」とみられてきた。観光客は多いものの、滞在中に使う金額が伸びなかったためだ。 観光庁などの統計によると、コロナ前の2019年、広島県の外国人観光客1人あたりの消費額は約4万1千円。隣の岡山県や、香川県を下回っていた。 消費額を押し下げたのが、宿泊者の少なさだ。19年、広島県を訪れた外国人は約276万人いたが、宿泊者数は約132万人泊にとどまった。転機はG7広島サミット しかし近年、その状況が変わり始めている。 25年の外国人宿泊者数は、約212万人泊に増加。観光客1人あたりの消費額も上昇した。27年には、ハイアット系列のアンダーズや、マリオットなど高級ホテルの開業が相次ぐ予定だ。 消費額が増えた背景にあるのが、23年のG7広島サミットだという。 広島県観光連盟の伊藤賢・海外マーケティング推進部長は「広島が平和について学ぶ場所として再認識され、滞在する価値がある旅行先として選ばれるようになったのでは」と話す。 特に増えているのが欧米やオ…この記事は有料記事です。残り1347文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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