深掘りゆらぐ停戦合意、翻弄される日本のタンカー ホルムズ海峡再び狭まる編集委員・東山正宜印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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米国とイランの対立が再び激しくなるなか、原油を運ぶ日本のタンカーが翻弄(ほんろう)されている。 船の動きや積み荷のデータを公開しているサイト「マリントラフィック」によると、出光興産系の超大型タンカー「アポロエナジー」は6月初め、北海道の苫小牧港を出発。20日ごろにマラッカ海峡を抜けてインド洋に入ると、アフリカ南端の喜望峰へ向かう航路に乗った。中東ではなく米国の大西洋岸をめざしたとみられる。 アポロエナジーはもともと、中東と日本をおよそ2カ月おきに行き来していた。1~2月にもサウジアラビアと日本を往復したが、米国のイラン攻撃が始まって以降は日本近海におり、今回はそれ以来となる長距離の航海だった。 しかし6月23日に突然、速度を落とし、スマトラ島の西側にあるインド洋上で停泊した。1週間前に米国とイランが停戦合意の覚書を交わしていた。7月に入ると一転して中東方面へ進み始め、6日にはスリランカに近いところまで到達した。 だがここで、イランと米国の応酬が再び激化する。アポロエナジーはまた速度を落とし、10日ごろには結局、東へ引き返し始めた。15日現在はマラッカ海峡まで戻っている。 日本郵船の超大型タンカー「天喜」も、停戦後の6月下旬にマレーシア沖から中東に向けて出発。7月10日までにオマーン沖に到着したものの、攻撃再開後に速度を極端に落とした。ホルムズ海峡の手前にあるオマーンの港を目的地に登録しているが、沖合で様子を見ているようだ。 国際通貨基金(IMF)などの監視サイト「ポートウォッチ」のまとめでは、ホルムズ海峡の行き来は停戦後、平時の3割ほどまで回復。だが攻撃の応酬が再開後にまた急減している。 2月に戦闘が始まって以降…この記事は有料記事です。残り257文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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