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甲子園を夢見る寮生活が突然、暗転した。 高校1年の冬、旭川明成の長居寿兜選手(3年)は目覚めると、左腕が思うように動かなくなっていた。部屋を出ようとしてもドアノブを回せない。朝食のおわんを落としてしまう。 2週間ほど前に全身麻酔で腸の手術を受けていた。その病院で、あらゆる検査をしてもらったが、原因がわからない。 左肩から下が動かなくなり、日常生活もままならなくなる。寮と実家を行き来しながら、自室にこもる日々が続いた。 母の真由美さん(49)が、旭川から札幌にかけての病院に片っ端から問い合わせたが、糸口が見つからないまま、2カ月が過ぎた。 眠ることができない。血圧が大きく下がる。「生きる意味って何だろう」。ぼんやりとした不安にかられ、「絶望の淵」にいるように思えた。 大リーグにあこがれ、米国留学を夢見ていた。留学実績のある旭川明成に進むことができたのに、野球はおろか授業すら出られない。 欠席が続き、退学も覚悟した。通信制の高校をネットで探す。母は「生きていてくれさえすれば、それで十分だから」と言ってくれた。 光が差したのは、偶然だった。 地元の小児科にカウンセリン…この記事は有料記事です。残り468文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人丸石伸一北海道報道センター|経済全般、行政専門・関心分野経済全般、北海道関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする