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最低賃金の見直し議論が今年も始まった。昨年は全国各地で過去最高水準の引き上げとなった。一方で、物価の高騰も続いている。朝食のメニューで試算をしてみると、最低賃金の時給分で賄える朝食が目減りしている実情も浮かんでくる。労働組合などはさらに大幅な引き上げを求めている。 最低賃金とは、企業が労働者に最低でも支払わないといけない賃金の水準のことで、経済団体や労働組合の代表者などが毎年話し合う。厚生労働省の審議会で示された地域ごとの目安を参考に、各都道府県で実際の引き上げ額を決める。 大阪府で見てみると、府の最低賃金は例年上昇しており、2020年度(時給964円)と比べると25年度(同1177円)は22.1%上昇した。特に25年度は過去最大の引き上げ幅となった。 引き上げで、実際に買えるものは増えたのか。20年と25年について、大阪市で1人分の「パンの朝食」(食パン、牛乳、卵)を作る場合の材料費を小売物価統計(各年平均)から試算し、最低賃金で「何食分食べられるか」を導いた。 材料費は5年で25%上昇。最低賃金の時給分で買えるのは、10.1食分から9.8食分へと減った。 25年に値上がりが顕著だっ…この記事は有料記事です。残り449文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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