ストーリー「消滅する未来も…」 渡部暁斗さん、ノルディック複合への危機感笠井正基印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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日本の「お家芸」といわれることもあるスキー・ノルディック複合が、フランス・アルプス地域で開かれる2030年冬季オリンピック(五輪)の実施競技から除外された。 この競技で6大会連続五輪出場を果たし、昨季限りで現役を退いた五輪メダリストの渡部暁斗さん(38)=北野建設ゼネラルマネジャー=が8日、苦しい胸の内を記者会見で明かした。 「悲しさと、悔しさと、行き場のない怒りのようなものが正直、心の中から湧き上がっている。それが今の率直な気持ち」金メダリストたちの無念 ノルディック複合除外に「非常に残念」荻原健司氏「切ない気持ちでいっぱい」 ノルディック複合五輪除外で 国際オリンピック委員会(IOC)は、人気や競技の世界的な広がりなどを理由に除外したとみられている。渡部暁さんは不満をあらわにし、「強豪国の偏りや人気の問題は、冬季競技では他にも見られる。なぜ自分たちの競技だけが、という思いがある」と語った。 ノルディック複合は1924年にフランス・シャモニーで開催された第1回冬季五輪から続く伝統競技だ。1人の選手がジャンプとクロスカントリー(距離)をこなす競技方式は、高いレベルでの瞬発力、持久力の両立が必須。勝者は「キング・オブ・スキー」とたたえられる。 22年北京五輪後に除外の可能性が浮上してから、渡部暁さんは国内外の選手らと連携して存続を訴えてきた。 今回のIOC理事会の直前にも、IOCアスリート委員会の委員長宛てに手紙を送り、存続を求めたという。 だが、思いは届かなかった。 渡部暁さんが除外の背景として指摘するのは、「ジェンダー平等」への対応の遅れだ。ノルディック複合は冬季五輪で唯一、女子種目が実施されていない。 「長い歴史の中で女子種目の…この記事は有料記事です。残り733文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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