インタビュー「自らが正義」固執する検察 田中角栄の弁護人が語る検察改革の失敗聞き手・遠藤隆史印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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検察官による不適切な取り調べが相次いで発覚し、現職の検察官が刑事裁判で罪に問われる異例の事態になっています。なぜ問題のある取り調べが繰り返されるのか。ロッキード事件で田中角栄・元首相の弁護人を務め、検察改革にも携わった石田省三郎弁護士(79)=第二東京弁護士会=に聞きました。「個人の資質」ではなく組織の問題 検察官による問題のある取り調べが相次いでいるのは、「個人の資質」が原因ではありません。真の原因は、「自らが正しいと考える結論」に固執する、検察組織そのものの体質にあります。【動画】取り調べでの検事の暴言相次ぐ 罪に問われる例も 検事の取り調べが問題になるケースは、昔から繰り返されています。 30年以上前の1993年、東京地検特捜部が手がけたゼネコン汚職事件で、静岡地検浜松支部から特捜部に応援に来た検事が、参考人として取り調べた相手2人に暴行し、けがをさせました。 この検事は特別公務員暴行陵虐致傷罪に問われ、東京地裁が94年、執行猶予つきの有罪判決を言い渡しました。検察トップが語った「組織に問題はない」 判決は「重大事件の捜査に携わる気負いと功を焦る気持ちから、自己の期待する供述を性急に求める余り暴行に及んだ」と認定しました。裁判所が問題としたのは、「期待する供述」を得ようとした検察の捜査姿勢そのものだったのです。 しかし、当時の検事総長はこの判決の翌月に行われた講演で、検察組織の問題を否定しました。「極めて特異な事例で、(この検事の)取調官としての適性に問題があった」「検察の組織内部にこのような犯罪につながる体質は全くない」と言い切りました。 問題が起きても「個人の問題」として片付け、組織の病理に目を向けない。検察トップが示したこの態度は、その後の検察改革が形骸化することを予見させるものでした。密室で自白をコントロール 大阪地検特捜部は2010年…この記事は有料記事です。残り1143文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人遠藤隆史大阪社会部|司法クラブキャップ専門・関心分野司法、労働、福祉関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする






