女性の生き方を映像作品に 裕福な家庭で感じた家父長制 出光真子展弓長理佳印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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日本の実験映画やビデオアートの先駆けとなった作家・出光真子の大規模個展「出光真子 おんなのさくひん――ある映像作家の自伝」が、東京都写真美術館で開かれている。 出光真子は1940年、出光興産の創業者・出光佐三の四女として生まれる。60年代に渡米し、抽象画家サム・フランシスと結婚。2児の育児をしながら映像制作をした。これまで制作された約50作品のうち、展示室と上映ホールで計45作品を紹介する。 近年のジェンダーをめぐる議論の高まりを受けて注目されている出光。フェミニズム・アートに分類されることが多いが「出光さん自身はその枠にくくられている意識が薄く、出発点は本人の経験に基づいている」と、同館の田坂博子学芸員は言う。家事や育児の合間 「細切れ」に撮ったフィルム 初期のフィルム作品は、家事や育児の合間を縫って細切れに撮影し、ひとつの映像に仕立てた。遠藤みゆき学芸員によると、フランシスから「妻としての仕事をこなせば制作することは構わない」と言われていたためだという。子育てしながら移動できる範囲は限られているため、撮影は自宅の周辺などで行われた。 70年代に入るとビデオにも制作の場を広げる。「おんなのさくひん」に映るのは、トイレに浮かぶ使用済みの生理用品のタンポンだ。フィルムより淡く、ザラついたビデオの質感によって、水墨画のような雰囲気になっている。 女の子をどう育てるべきかを…この記事は有料記事です。残り813文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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