「東ドイツの女性写真家たち」展 冷戦下でも意外に軽やかに自由に編集委員・大西若人印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする

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神奈川県立近代美術館葉山の「もはやない国のかつてない光 東ドイツの女性写真家たち」展は、1930~60年代生まれの15人の写真約180点を紹介するが、先入観が揺さぶられるような展観になっている。 冷戦下の東欧の表現と聞けば、暗く貧しく、社会主義プロパガンダ的な作風がずらりと並ぶイメージがないだろうか。ところが会場で出あうのは、シャープなモダニズム写真の系譜だったり、素敵なファッション写真だったりするのだ。多くがライプチヒの美術大で写真を学んだという。 ジビレ・ベルゲマン(1941~2010)は、女性たちが林の中を駆けてゆく、といった幸福感漂う日常風景を詩的な構図に収めている。エフェリン・リヒター(1930~2021)には、印刷所や市庁舎の女性労働者といった社会主義的なテーマの表現があるが、構成も光も実にスタイリッシュで、モダニズムの美意識が漂っている。 担当の三本松倫代・主任学芸…この記事は有料記事です。残り436文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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