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終わりの見えない戦闘に気候変動、そして生成AIの脅威。不透明極まりない現代を、50年後の視点で考えれば――。そんな発想の現代美術展「SPECTRUM 2076 AD――来たる世界の意識体」が開かれている。一見トリッキーな企画だが、展示や出品者の言葉は多様な思考を誘う。 7作家を選んだ企画者の飯田高誉(たかよ)さんは、「50年後に人間の意識がどう変容しているか分からないし、視点の主体はひょっとすると人間ではなく、AIや霊的な存在、あるいは外界からの第三者的な未知の存在かもしれない」と話す。 そんなとらえどころのなさ、ある種の不安感と最もつながるのが草野絵美さん(1990年生まれ)の新作「Morphing Memory of an Aging Shell」だろう。草野絵美「Morphing Memory of an Aging Shell」(2026年)の展示 1人の女性が幼児から老境ま…