編集委員・大西若人印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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抜群の描写力と機知を駆使して美術史や世相を換骨奪胎し、現在は朝日新聞の論壇時評の挿絵を担当する画家の福田美蘭さん(63)が6月7日まで、長野県小布施町の北斎館で「北斎vs福田美蘭」展を開いている。絵師が晩年に滞在制作した地で、彼を通して時代を射抜きつつ、見る驚きに満ちた表現を見せている。 花の上部以外が枯れてしまった菊の絵の新作がある。北斎が小布施で人の死体が白骨化してゆく過程を表す絵を手がけたことに着想を得て、同時期の作品「菊図」(同館蔵)の一部を枯れさせて福田さんが描き直したものだ。 枯れた部分は、菊が枯れるようにAIに描かせた絵を参照している。今や避けがたいAI画の見事な出来栄えに、福田さんは北斎の欲求が時代を超えて現れたと感じた一方、「AIはやはり単なる道具で、北斎のような独自の考え方はない。AIの時代にアナログに手で描く意味が大きくなっている」と話す。 北斎の美人画が掛かる展示ケ…この記事は有料記事です。残り726文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする