自画像にまとわりつく不穏な顔 異端・牧野邦夫が描いた「ごった煮」田中ゑれ奈印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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画壇の権威からは距離を置き、自らの理想と幻想の世界をひたすら追求した異端の画家・牧野邦夫(1925~86)。神奈川・茅ケ崎市美術館で開催中の回顧展では、美術館にはほとんど収蔵されず、熱狂的なコレクターらが秘蔵してきた牧野作品が一堂に会する。 ボスやブリューゲルの世界にいそうな異形の生き物がうごめき、アンソールの仮面のような顔が空間を埋める。ミケランジェロばりに理想化された裸体、シュルレアリスムやキュビスムの断片、そして昭和サブカル的エロ・グロ……。 東西美術史とカルチャーの高カロリーなごった煮、それが牧野の描く世界だ。 なかでも最大の憧れはレンブラント。東京美術学校の師の教えで「1日最低12時間」の制作を自らに課していた牧野は、最も手近なモデルである自分の姿を、巨匠の自画像になぞらえて何枚も何枚も描いた。 西洋古典絵画の様式を踏襲し…この記事は有料記事です。残り650文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人田中ゑれ奈文化部専門・関心分野美術、ファッション、ジェンダー関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






