松本紗知印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

森村泰昌さん(1951年、大阪生まれ)、ヤノベケンジさん(65年、大阪生まれ)、やなぎみわさん(67年、神戸生まれ)。関西に生まれ育ち、世界で活躍する3人の美術家が、大阪市の大阪中之島美術館で異色の展覧会を開いている。タイトルは「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。」。それぞれの仕事を見せるだけでなく、三者三様の持ち味が掛け合わされた内容だ。 名画や歴史上の人物に扮した自画像で知られる森村さん、ユーモラスな造形に社会批評を織り込んだ大型彫刻を手がけてきたヤノベさん、女性をテーマにした写真作品で注目され、近年は演劇に力を入れてきたやなぎさん。作風のまったく異なる3人だが、関西出身、京都市立芸術大学出身という共通点がある。 きっかけは、先輩である森村さんの「思いつき」だった。「ヤノベさん、やなぎさん、私の3人で展覧会をやったら、きっと面白いものになるんじゃないか。自分自身が、その展覧会をちょっと見てみたいな、と」 その後、森村さんが美術館に声をかけ、展覧会の準備が始まった。 ヤノベさんは言う。「話を聞いて、すごく光栄だった。森村さんに全て預けよう、と。よほど深く考えて案を作り上げているのかと思ったら、最初に『何も考えてない』と言われてびっくりした」「薄皮が重なるように形に」 そこから2年間、毎月顔を合わせて話し合い、展示内容を組み立てていった。 やなぎさんは「3人が均等に意見を出し合いながら、薄皮が重なるように形になっていった。このタイパの時代にぜいたくなことだ、と思いましたが、美術はそれでいいのかもしれない、何かを示されてそこにみんなが行くというものではない、とも思いました」と振り返る。 そうしてできあがった展覧会…この記事は有料記事です。残り1033文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人松本紗知文化部専門・関心分野文化、芸能、地域振興関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする