人とつながり、結ぶ美 千葉市美術館で小村雪岱の魅力たどる企画展高梨洸印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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大正から昭和初期にかけて、装丁や挿絵、舞台装置など多方面で活躍した美術家・小村雪岱(こむら・せったい)(1887~1940)。その画業を「人」とのつながりからたどる「密(ひそ)やかな美 小村雪岱のすべて」の後期展が千葉市美術館で開かれている。 会場に入ると、「青柳」「落葉」「雪の朝」の3作が目をひく。余白をいかした大胆な構図に、それぞれ異なる季節感や情緒が表れている。 「お傳(でん)地獄」の一場面を描いた挿絵も印象的だ。「川に投げ込まれたお初」では、水面とそこから突き出た足のコントラストが、「刺青」では曲線の筆致とつややかな姿が目に焼きつく。 雪岱は埼玉県川越市に生まれ、東京美術学校(現・東京芸術大学)で日本画を学んだ。画家として活動した約25年間で、装丁と舞台装置それぞれ200点以上、挿絵6千点超の作品を手がけた。 展示では、出世作となった泉鏡花「日本橋」の装丁原画をはじめ、約650点の作品や資料を前後期に分け、制作年代順に紹介。近年新たに見つかった「山海評判記」の挿絵原画も見どころだ。 なぜ、いま雪岱なのか――。 長らく注目されることが少な…この記事は有料記事です。残り726文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする