小西孝司印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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キャンプ場が点在する清流、貴志川沿いを走る和歌山県かつらぎ町の国道370号。山中で目にした「美術館」の看板に驚きつつ建物を訪れると、現代作家の大作の絵画などがずらりと並ぶ。「館長」の男性に思いを聞くと――。 高野山の西麓(せいろく)に位置する新城地区。国道から貴志川にかかる橋を渡ったすぐ先に、新城地域交流センターはある。「水とみどりの美術館 すぎのこ」と掲げられた建物に入ると、展示室の壁一面に縦横1~2メートル台の100号や200号の大作がかかる。 県出身の日本芸術院会員で2021年に85歳で亡くなった清水達三の「篝火(かがりび)」は京都の舞妓(まいこ)を描いた。世界的に評価を受ける高松和樹さんの「監視シニ来マシタ」は1930年創立の独立美術協会の独立展の受賞作だ。院展で多数入選を重ねた和歌山市の日本画家、故・山東(さんどう)光風のびょうぶや、抽象画、写真、彫刻もある。 展示室は洋画と日本画に分かれ、廊下の壁面にかかるものも含め展示は約50点に及ぶ。いずれも、すぐ間近で筆跡まで鑑賞できる。 地区に住む「館長」の中前光雄(てるお)さん(79)は「実力派ぞろい。ようこんだけ集めたなと言われます。作家は、ここで飾ることを誇りに思ってくれている」と胸を張る。ほとんどが大作なのは「大きな絵は感動するから」だ。 きっかけは2012年の新城…この記事は有料記事です。残り749文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






