「本屋はもうからない」 出版業界知る男性、無書店の町で開業のわけ小西孝司印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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新刊を置く書店がなかった奈良県吉野町に5月、「清谷堂(せいこくどう)書店」(同町上市)がオープンした。かつて出版業界にいた店主の男性は「業界はもうからない構造になっているんです」という。では、なぜ? 町役場にほど近い、呉服店だった建物の1階に、取次から仕入れた新刊本や絵本、手持ちの古本計約800冊が整然と並ぶ。ベストセラーや雑誌、漫画はない。店内をのぞき込むグループに店主の長谷(はせ)政和さん(41)が声をかけると、話が弾んだ。「大手やネットにはかなわないけど、コミュニケーションできるのがいい。(住民の)知らない面も見えてくる。本屋は暇なのがいいですね」 自宅は吉野川沿いに15キロほど離れた同町南国栖(くず)。宿坊もある寺の副住職だ。店名は寺の名前から。京都の大学を出て、東京で書店のアルバイトを経て音楽系出版社2社に計7年間勤め、2015年にUターンした。町の観光のポテンシャルを上げたいと25年2月の町議選で初当選した議員でもある。 営業や編集の仕事から書店ビ…この記事は有料記事です。残り772文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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