まちなかの店にじわり広がる「図書館」 弾む会話、にぎわい創出小西孝司印刷するメールでシェアするFacebookでシェアするXでシェアするはてなブックマークでシェアする
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市内の各所に本を置いて小さな「図書館」とし、にぎわいやコミュニケーションを生み出す。そんな「まちなかとしょかん」と名付けた取り組みが奈良県五條市で始まってから2年。本との出会いの場所が、じわじわと静かに広がっている。 市役所や県の出先機関が入る庁舎の隣にある「柿の専門 にぎわい棟」。柿関連食品会社「石井物産」が運営する飲食スペースに、絵本や図鑑、小説など約150冊が置かれた本棚がある。一部は廃校になった小学校にあった本で、一部は専務の石井奈美子さん(56)が自宅から持ってきた蔵書だ。 小さい時から本が好きで、読み聞かせボランティアを行っている石井さんは「子どものころに本をいっぱい読んだ人は、大人になっても困難を乗り越えられると思っている」。本を置いて以降、「本を目当てに来る人も。滞在時間が長くなった」と話す。 きっかけは、JR五条駅近くに整備される市民交流施設の計画だった。図書館を中心に子どもの遊び場や多目的ホールなどを備え、イオンの商業施設も併設。2029年度のオープンをめざす。 ただ、中心部だけではなく、周辺にもにぎわいを生み出したい。若手職員らのプロジェクトチームが、街中の施設や店などに本を置いてつながりを作るアイデアを考えた。長野県小布施町の先行事例を視察した職員もいた。 「まちなかとしょかん」は2…この記事は有料記事です。残り705文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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