インタビュー「多極化に流れる世界、潜む危険」 チャールズ・カプチャン氏の警告聞き手・牧野愛博印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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米ジョージタウン大学教授で、米外交問題評議会(CFR)シニアフェローのチャールズ・カプチャン氏は5月、CFRに今後の世界の行方を予測した「二つの秩序の間に」と題する論文を発表しました。カプチャン氏は「世界は多極化に向かって流れている」とする一方、(大国間などで)実質的な対話が始まらない場合、平和を維持できなくなると警告します。「トランプ氏の次の標的は自由で公正な選挙」 傷つく米国の民主主義 ――冷戦終結後から2100年にかけ、世界経済はどう変化すると思いますか。 20世紀後半から進むオートメーション(自動化)は米国の中産階級に大きな打撃を与えてきました。デジタル技術や北米自由貿易協定(NAFTA)、中国の世界貿易機関(WTO)加盟も加わり、製造業の雇用喪失が加速しています。 トランプ米大統領は社会経済的混乱、米国の中産階級の空洞化、政治的中道の衰退の産物です。支持基盤には大学教育を受けていない白人が多くいます。オートメーションやグローバリゼーション、移民による「被害者」です。この現象は今や欧州にも韓国にも、ある程度は日本にも中国にも及んでいます。 ――米国は製造業大国に戻りますか。 デジタル時代の今、AI(人工知能)が広がるにつれて、ウーバーのドライバーは職を失います。ホワイトカラー労働者も職を失うでしょう。製造業復活を巡る状況は、改善する前に悪化すると考えています。【連載】読み解く 世界の安保危機 牧野愛博ウクライナにとどまらず、イラン情勢や台湾、北朝鮮、サイバー空間、地球規模の気候変動と世界各地で安全保障が揺れています。現場で何が起き、私たちの生活にどう影響するのか。のべ480人以上の国内外の識者へのインタビューを連載でお届けします。「米中の緊張、10~20年後に最も厳しくなる」 ――トランプ政権は米大陸の…この記事は有料記事です。残り1580文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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この記事を書いた人牧野愛博専門記者|外交担当専門・関心分野外交、安全保障、朝鮮半島関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする








