インタビュー新幹線がもたらす都市間競争 専門家が語る「勝負の時」の戦略聞き手・本間沙織印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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大阪へつなぐ北陸新幹線の最後のルートの決定が大詰めを迎えている。人口減少社会の中で「新幹線が来る」ことは地域にどんな影響を与えるのか。交通経済学を専門とする東京女子大の竹内健蔵教授(67)に聞いた。北陸新幹線 できないかな 53年前に国の計画が決まった北陸新幹線。大阪への最後のルートが今国会の会期中に再決定されます。人口減少の時代、地域に「新幹線が来る」ことの意味を考えます。――新幹線の開通がもたらすものは 理屈で言えば、投資以上の利益が返ってくるという合理的な理由があれば意義はあります。また、災害時にインフラとしても機能しうる役割も持ちます。 ただ、経済的に潤うことについての過大評価には気をつけたい。「経済効果」として売上高が増えたという話が多いですが、仕入れや原材料のほとんどが別の地域の会社からであれば、それは別の地域の利益になります。売上高の増加をすなわち経済効果と考えると、過大評価かと思います。 新幹線が止まるようになれば、人をひきつける一方で「自分の所からもっていかれる」こともあります。都市間競争が激化するということです。 北陸新幹線が大阪までつながれば、福井も京都や大阪と本格的に勝負しなくてはいけなくなります。金沢や富山とも人を奪い合うことにもなりますが、切磋琢磨(せっさたくま)しながらも協力して高め合って、北陸全体を盛り上げる必要があります。――どんな戦略が必要ですか 人口減少社会のなか、地域が…この記事は有料記事です。残り833文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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