インタビュー「最大商品はダイヤ」奇跡と呼ばれる三セク鉄道、社長が語るビジョン聞き手・久保智祥印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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整備新幹線が通れば、並行する在来線の経営はJRから切り離される。2年前の北陸新幹線の延伸で、福井県に生まれた第三セクターの鉄道「ハピラインふくい」は想定を上回る利用者数だ。小川俊昭社長に「新幹線後」の在来線のあり方や今後のビジョンを聞いた。北陸新幹線 できないかな 53年前に国の計画が決まった北陸新幹線。大阪への最後のルートが今国会の会期中に再決定されます。人口減少の時代、地域に「新幹線が来る」ことの意味を考えます。――経営で大事にしているのは 安全が第一の使命。また、新幹線の延伸で誕生した並行在来線として地域密着の「県民鉄道」、日常生活に欠かせない公共交通、社会インフラとの意識をもっています。 2021年10月に策定した経営計画では初年度に7.3億円の赤字、開業後の11年間で累計約70億円の赤字と厳しい経営予測を立てています。並行在来線は全国に9社ありますが、基本的に黒字化は難しい。石川県のIRいしかわは人口が多く黒字続きですが、例外だと思います。 とはいえ、経営改善は必要です。とにかく利便性の高いダイヤを用意する。鉄道会社として最大の商品はダイヤなんです。開業時のダイヤでは、JR西日本が運行していた普通列車の本数から3割増便しました。福井―敦賀間では快速列車も運行し、日中は同じ時間に列車が出発するパターンダイヤを導入するなどの工夫をしました。――初年度は1200万円の赤字にとどまり、「ハピラインの奇跡」とも言われました 想定以上の好転でした。利用者は当初1日あたり2万167人の想定でしたが、実績は893人(4.4%)多い2万1060人。年間では761万8341人です。運賃収入は17億4700万円の見込みでしたが、実績は20億100万円と2億5400万円上振れしました。 特に観光やイベント、買い物…この記事は有料記事です。残り1808文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人久保智祥福井総局専門・関心分野寺社、宗教、文化財、文化、美術関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする