ストーリー祖父のスケッチが語る「戦争の複雑さ」 赴任地フィリピンで展示会太田匡彦印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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祖父は第2次世界大戦中、技術者としてフィリピンに渡り、密林をさまよい、米軍に投降して捕虜生活を送った――。その祖父が残した大量のスケッチの展示会が、マニラ近郊の博物館で開催されている。 東京都内で教育コンサルティング業などを営む小松志行(しこう)さん(50)の祖父で、醸造発酵の専門家だった小松真一さんは1944年3月、軍属の身分でフィリピンに赴任した。島々を行き来しながら、ガソリンの代替燃料ブタノールの製造指導にあたっていたという。 だが、10月に米軍がレイテ島に上陸し、ネグロス島に滞在していた祖父も最終的にジャングルに退避し、終戦後は1年余りの捕虜生活を送る。 祖父はこの間、フィリピンでの日々を克明に日記につづり、大量のスケッチを描いていた。遺族が「虜人日記」として出版 61歳で亡くなると、残された日記4冊、画集5冊をもとに遺族が私家版「虜人(りょじん)日記」を出版し、その後、筑摩書房から刊行された。 筑摩書房版では、自身もフィリピンでの戦闘を経験した評論家の山本七平が「あの状態でこのように克明な記録をつづけ得たということは、私にとっては一つの驚異である」との解説を寄せている。「敵味方に色分けできない」 今回の展示会を発案したのは…この記事は有料記事です。残り666文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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この記事を書いた人太田匡彦ネットワーク報道本部専門・関心分野動物、ペット、アニマルウェルフェア(動物福祉)関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする