インタビュー市川團子と中村壱太郎 スーパー歌舞伎「もののけ姫」に託す心と情熱聞き手・増田愛子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
[PR]
1997年公開の宮崎駿監督の人気アニメ映画「もののけ姫」が、スーパー歌舞伎として舞台化される。主人公の少年アシタカを演じる市川團子、ヒロインの少女サンを演じる中村壱太郎が、開幕を約2週間後に控えた稽古場で思いを語った。肝が据わっているアシタカ、サンに新たな女形像 原作映画は初公開時、当時の日本の興行成績を塗り替えた大ヒット作品。歌舞伎での舞台化は、発表と同時に話題となった。團子「最近、実感がわいてきた感じです。すさまじいことが起きている時に脳みそに入ってこないという状態は、(20歳で初主演した)『ヤマトタケル』の時もありました。いまだに映像を見ても、自分があの衣装を着ているのが信じられないんです」 壱太郎「なに言ってるの……。でも、僕も19歳の時に祖父(四代目坂田藤十郎)に教えてもらって、『曽根崎心中』のお初を初めて演じた時は、團子君の感覚に似たものを感じたのは覚えています」 團子「怖さとワクワクするところと、どちらもあります。歌舞伎の表現とアシタカの表現がうまく合致した瞬間の気持ちよさ、みたいなものはありますよね。はまったというか。もちろん、そこからブラッシュアップしなきゃいけないんですけれど」壱太郎「そうだね。僕はどちらかというと、演出の横内謙介さんや演出補の市川青虎さんも含めた周りの思い、團子君がどうやるかも感じた上で、どうやっていくか考えてる。自分の表現ももちろんですけれど」「もののけ姫」を歌舞伎化 主演の市川團子さん「明日生きる活力に」 村を襲ったタタリ神を倒し、右腕に呪いを受けたアシタカ。呪いを絶つために向かった西の国で、山犬に育てられたサンに出会う。やがて2人は、森を破壊し、生と死をつかさどるシシ神を殺そうとする人間と神々との戦いに巻き込まれていく。團子「肝が据わってますよね。アシタカって。バタフライエフェクトのように何十年後の未来に影響を与えているということもありますが、17歳でそれを実行できるのは、肝が据わっているからだなと」壱太郎「娘役には柔らかい、優しいイメージがありますけれど、サンは強いのでね。『忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)』の滝夜叉姫(たきやしゃひめ)などの厳かなおおらかさとは違う、少女だというところがキーポイント」「普段の女形だったらそんな形をしたら破綻(はたん)するところが、サンだと効果を得る。そのあんばいを考えながら役作りしているのが今です。新たな女形像のようなものを見て頂けるのではないかと思います」 出演にあたり、映画制作時…この記事は有料記事です。残り1203文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録






