インタビュー聞き手・太田匡彦印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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語る 人生の贈りもの 俳優・浅田美代子さん(1) 《昨年放送されたNHKの連続テレビ小説「あんぱん」で主人公の祖母役を演じ、温かな演技が話題になった》 脚本の中園(ミホ)さんから「おばあちゃん役なんてやらないよね?」と連絡が来たから、「え、全然やるよ」って答えたの。 今田美桜ちゃん演じる主人公のおばあちゃんで、「くらばあ」こと朝田くら役。最初のうちは私の実年齢より若いんだけど、どんどん年を取って、最終的にはたぶん80代くらいまで行ったと思うのよね。 だからどんどん老けメイクになっていく。それが楽しくなっちゃった。 「ここシワ入れようか」とか「もう少しシミがあっていいんじゃない」とか自分から提案して、メイクさんも「やっちゃいます?」と乗ってくれて。現場に来ていた中園さんが私の顔を見て「老けすぎだから」って大笑いしてた。 おかげで、自分はこういうふうに年を取っていくのかと、なんだかすっきりしちゃった。これから、もっと老けていくことが怖くなくなった。 役者としては、やっぱり自分の年齢に近い役をやった方がいいと思うんだよね。私は今年70歳になったから、もうお母さんの役はない。上司役だって定年しているはずだからおかしい。 一方でけっこう若い子がお母さん役をやったりしているのは、ちょっと違うかなと思うこともある。そういう意味では最近、おばあちゃん役のオファーが増えていることに、私的にはとってもしっくりきてる。 《デビューは1973年2月14日。17歳の誕生日前日に放送されたテレビドラマ「時間ですよ」の銭湯従業員役だった》 高校2年の秋、明治神宮外苑で開かれた東京バザールに友だちと遊びに行った帰り道、事務所の人に声をかけられた。「芸能界に興味はありませんか?」って。 俳優の浅田美代子さんが半生を振り返る「語る 人生の贈りもの」。全5回連載の1回目です(2026年5月から6月にかけて本紙文化面で連載した記事に加筆、再構成して配信します)。初回は幼少期の思い出や、芸能界に入ったわけ、初めて演技をした際のエピソードなどを聞きました。第2回は9日に配信します。嫌だったお受験 「お名前は?」「ない!」で不合格 《生まれも育ちも東京・麻布。おてんばな女の子だった》 祖父の代からの自動車関連会社を経営する父と専業主婦だった母、2歳下の弟という4人家族で暮らしていました。子どもの頃の遊び場は有栖川宮記念公園で、木登りが大好きだった。 自分では覚えていないけど「誘拐騒ぎ」も起こしたらしい。私がいなくなったと大騒ぎになったんだけど結局、幼稚園の裏庭でひとりで遊んでたんだって。 こんな感じの子どもだったから、東京女学館小学校を受験させられたのは本当に嫌だった。本人に全くやる気はなくて、面接で「お名前は?」と聞かれたのに「ない! ママ、帰ろ!」と答えたり。 結果は当然、不合格。ものす…この記事は有料記事です。残り2509文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人太田匡彦ネットワーク報道本部専門・関心分野動物、ペット、アニマルウェルフェア(動物福祉)関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






