深掘り2026年5月19日 17時00分黒田健朗印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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「逃げ恥」「恋つづ」「わたナギ」……。若い女性のキュンキュンする恋愛や当世のライフスタイルを描くことに定評のあるTBS系火曜ドラマに、異色のヒロインが誕生した。待山みなと、50歳。4月開始の「時すでにおスシ⁉」(夜10時、兵藤るり脚本)の主人公だ。 みなとは、夫を14年前に亡くし、息子をひとりで育て上げた女性。「空の巣症候群」とも呼ばれる子どもが巣立った後の虚無感のなか、ひょんなことから短期ですし職人を養成する「鮨(すし)アカデミー」に飛び込む。 新しい環境を迎える人が多い春に向け、背中を押せるドラマを考えていたという松本友香・編成プロデューサー。「女性が元気になる、生き方について新しい価値観を考えるきっかけになるのが火ドラのフォーマット。子どもを育て上げた女性のストーリーはこれまで意外となかったが、そこにこそ積み上げてきたもの、次の人生という視点がある」と、50代女性のセカンドライフに照準を合わせたと明かす。プロデューサー「ラブなのか、ラブじゃないのか」 メッセージ性と軽やかさの両立は、火ドラの伝統芸と言える。その意味でも光るのが、キャスティングだ。「チャーミングで元気をもらえる、親近感を持てる方の中でトップオブザトップ」という永作博美が55歳で「火ドラ最年長ヒロイン」に。松山ケンイチも堅物だが憎めないアカデミー講師・大江戸海弥を好演している。松山は現場で調理の練習に真剣に取り組んでおり、撮影の合間、アカデミーさながら、ほかの出演者に包丁の研ぎ方を教える場面もあったそうだ。 脇役も多士済々だ。佐野史郎、ファーストサマーウイカ、土居志央梨……。みなとの親友・磯田泉美役のフリーアナウンサー有働由美子も話題を集めている。松本プロデューサーによると、バラエティー番組出演時の自由奔放な面白さが泉美のキャラクターと重なり、起用を決めたという。このドラマが俳優としての本格デビュー作だが、初回で「おさかな天国」を熱唱するなど、ユーモアあふれる演技で存在感を見せている。 物語は後半戦に。みなとと社会人となった息子の親子関係や、アカデミーの生徒たちの行く末が焦点になりそうだ。そして、心を通わせてきた、みなとと大江戸の関係は……。松本プロデューサーは「ラブなのか、ラブじゃないのか、みなさんそれぞれの物差しで『ロマンス』を感じていただければ」。有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人黒田健朗文化部|放送担当専門・関心分野漫画、アニメ、放送関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする