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しのぶが柘植(つげ)にひそかに会いに行く場面の光の演出に「雪の色の変化は彼女の心の変化だったのか!」と今さら気づきました。スクリーンでもDVDでも何度も見ているというのに。これが4KリマスターUHDブルーレイの力かっ! いや私の目がボンクラなのかっ?! 1993年公開の映画「機動警察パトレイバー2 the Movie」のお話。警視庁特車二課の面々がパトレイバーを駆り「クーデターを偽装したテロ」に立ち向かう物語ですが、ドラマの大きな軸は課長代理の南雲しのぶと、後藤隊長と、しのぶの愛人だった自衛隊レイバー部隊の元指揮官・柘植(テロの首謀者)の三角関係。その重要な場面が、中盤のしのぶと柘植の密会です。 雪の夜、激務の合間を縫って自宅へ寄ったしのぶが、同居の母から告げられた番号に電話をかけようとする。自室の水槽で熱帯魚(ネオンテトラ)たちが青い光点となって動く。ここから小さな小さな光と色彩の演出がスタートします。「青い光点」と書きましたが私の手持ちのDVDではほとんど白で、3月発売のUHDブルーレイを見て「こんな鮮やかな青だったの?」と驚きました。色彩に目を向けたきっかけです。 しのぶがかけた電話が転送され、どこかのビルの無人の暗い一室で電話が作動、その赤いライトと黄緑のライトが光を放ち、窓の外では青緑がかった雪と高層ビルの赤い航空障害灯が点滅。この光の対照を印象に刻んでおけというシグナルです。 転送先の電話に出たのは柘植…この記事は有料記事です。残り2959文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人小原篤文化部|映画・アニメ・マンガ専門・関心分野映画・アニメ・マンガ全般関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






