コラム・寄稿リベラリズムの失敗 「トランプ以後」の米国はどこへ 佐伯啓思さん印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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■佐伯啓思の「異論のススメ・スペシャル」 前回のこの欄(3月28日付)で、私は、「揺らぐリベラリズム」と題し、日米における、いわゆる「リベラル」の退潮について書いた。今回、改めてリベラリズムの変質と「その後」について書いてみたい。 というのも、先日、初来日の米国の政治学者、パトリック・デニーン氏と対談する機会があり、記してみたいこともあるからだ。「トランプ以後」の思想を模索する米国 デニーン氏は、2018年に米国のリベラリズムを痛烈に批判する書物を出版し、米国の「反リベラル派」の代表的知識人とも見なされている。同書は、19年に「リベラリズムはなぜ失敗したのか」という邦題で日本にも紹介されたが、米国では、この「反リベラル宣言」の書物をオバマ元大統領が称賛したことでも話題となった。 また、デニーン氏は、現在、バンス副大統領とも親しく、「トランプ以後」の米国思想の動向を推測する上でも重要な人物である。 デニーン氏のリベラリズム批…この記事は有料記事です。残り3307文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

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