亜細亜大学准教授の向和歌奈さん=2026年6月2日、東京都武蔵野市、稲田清英撮影
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核兵器を増やし、戦力を高度化する動きが相次ぐ世界。核軍縮・廃絶の道筋は見いだしにくい状況だ。核を持つ国と持たない国が軍縮と不拡散への行動を話し合った核不拡散条約(NPT)の再検討会議も、最終的な合意文書をまとめられなかった。何が問われるのか。日本政府代表団の顧問として会議を見続けた亜細亜大准教授の向和歌奈さんに聞いた。 ――5月下旬まで4週間にわたって議論したNPTの再検討会議でしたが、3回連続で合意文書の採択は出来ませんでした。どう振り返りますか。 結果だけをみれば残念です。ただ、各国の主張や譲れない一線が何かが明らかになった点には意味があり、今後にもつながります。NPTという条約をどう運用していくかを話し合う会議ですから、文書の採択だけがゴールではありません。 ――核を持つ国の間でも、持つ国と持たない国の間でも、意見の違いが目立ったように思います。どんな意義を見いだせましたか。 どの国もNPT自体を否定し…






