現場から第2回学習障害の子「デジタル教科書でなきゃ学べない」 親は線引きに落胆編集委員・宮坂麻子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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中部地方に住む女性(54)の中学3年の子は、小1の時、読み書きに困難がある学習障害(LD)と診断された。数の概念などが理解しづらい傾向もある。 光や色に過敏で、紙の教科書の文字を読もうとすると、まぶしくて目が痛くなる。板書を書き写すのも間に合わず、紙の教科書を使う授業では先生の説明を耳から聞くことが中心になる。 それが、小6から使い始めたデジタル教科書で、格段に勉強がはかどるようになった。 画面を暗くし、背景や文字の色、行間やフォントも変えられる。音声読み上げ機能で速度を調整しながら、読み上げ部分に色がつく画面で、耳と目の両方から内容が理解できる。数学も動画などで理解が届いていない点を補える。 毎年度、主要教科のほとんどを、自費で購入して学習している。 そのデジタル教科書について、政府が4月、正式な教科書とする法改正案を閣議決定した。すると、SNSなどに「学力が落ちる」「紙媒体が最強」などと、否定的な記事や投稿が次々と上がった。 女性はスマホを見て、涙があふれた。「デジタル教科書がなきゃ学べない、うちのような子は、やっぱり日本じゃ『特別』。理解されないんだ」 SNS以上に落胆したのは、法案審議で飛び出した松本洋平文部科学相の答弁だった。 新しい学習指導要領が始まる…この記事は有料記事です。残り964文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人宮坂麻子編集委員|教育・こども担当専門・関心分野教育・こども関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする