読める、けど書けない 「書き障害」の世界とは?河野俊寛さんに聞く聞き手 編集委員・山下知子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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文字を読むことはできる一方、書くことに困難がある「書き障害」。どんな困りごとがあるのか、求められる支援とは何か。「子どもの書字と発達」(福村出版)などの著書がある、東京農工大客員教授の河野俊寛さん(69)に聞きました。全く書けないわけではない ――「読み書き障害」の言葉は知られてきましたが、「書き」のみに困難があるケースがあるのですね。 漢字を書く時に、ぼんやりとした形しか浮かばず、「あの漢字、どんな形だったっけ?」となることはありますよね? 英語であれば、発音は分かっていてもスペルが浮かばないこともあります。その状態を想像してください。書く際に、そうした状態にあるのが「書き障害」です。もちろん、人によって程度や状態は大きく異なっています。 発達障害の中の学習障害(LD)の一つです。LDは知的な遅れがないにもかかわらず、学習に困難がある状態を指し、ディスレクシア(読み障害)、ディスグラフィア(書き障害)、ディスカリキュリア(算数障害)の三つに分けられます。 読みに困難があると、書くことにも困難があるのが通常ですので、ディスレクシアは「読み書き障害」と言われます。注意欠如多動症(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)を併せ持つことがあり、それらが影響することもあります。 文部科学省の2022年の調査では、「『読む』または『書く』に著しい困難を示す」小中学生は3・5%(推定値)でした。 ――書き障害は、どのように現れるのでしょうか? 全く書けないわけではありま…この記事は有料記事です。残り1523文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人山下知子編集委員|ニュースレター「教育ひろば」編集長専門・関心分野教育、ジェンダー、セクシュアリティ、歴史関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする







