深掘り編集委員・宮坂麻子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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読書が大好き。書道もうまい。忘れ物が多いが、テストはあっという間に終えて高得点、作文もひらがなばかりだがすらすら書けて内容もおもしろい――。 障害や病気のある子どもや若者から社会的なリーダーを育て、共にインクルーシブな社会の実現をめざすプロジェクト「DO―IT Japan」の2020年度のスカラー(選抜者)、島根県立大学2年生の松本叶夢(かなめ)さん(22)は、小学校時代から「できるくせにやらない子」と、周囲から言われ続けてきた。 自分でも理由がわからなかった。障害や病気の子どもたちを社会的リーダーに育て、インクルーシブな社会の実現をめざすプロジェクト「DO-IT Japan」が、2026年度に20期生を迎える。学校や進学での壁をどう乗り越えたのか。連載「インクルーシブ教育@Japan」の第4弾では、スカラーたちの歩みを追う。「もしデジタル教科書があれば……」 原因が見えたのは中2になってからだった。実は、見え方に特性があった。視野の上下がぼやけていて、真ん中の一部しか見えていなかったのだ。 横書きの文は1、2行ずつ読めるが、縦書きは1行全部は見えない。見えた部分から前後を推測して補完するので、繰り返し読んで内容を理解していた。 天気や窓際などの光によって見え方が日々違う。周りのみんなも自分と同じように見えていると思っていた。 「もし当時の小学校にデジタル教科書があれば、彼女は自分に合った使い方を見つけ、あんなに苦しまなくて済んだかもしれない」と小学校時代の教諭はみる。読み書き障害から売れっ子ドローン操縦者に やりたいことで自立する困りごと周囲にわかってもらえなかった小中高時代 小学校低学年では、目立った…この記事は有料記事です。残り1319文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人宮坂麻子編集委員|教育・こども担当専門・関心分野教育・こども関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする







