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2026年春から、筑波大学で障害学生の支援に携わる堀口里奈さん(27)は、最近、こう思うことが増えた。 「それって、本当に必要な合理的配慮?」 障害や病気のある子どもや若者から社会的なリーダーを育て、共にインクルーシブな社会の実現をめざすプロジェクト「DO―IT Japan」の2017年度のスカラー(選抜者)だ。母校の大学職員になる前も、DO―ITで高校生らの相談にのってきた。障害や病気の子どもたちを社会的リーダーに育て、インクルーシブな社会の実現をめざすプロジェクト「DO-IT Japan」が、2026年度に20期生を迎える。学校や進学での壁をどう乗り越えたのか。連載「インクルーシブ教育@Japan」の第4弾では、スカラーたちの歩みを追う。連載「インクルーシブ教育@japan~DO-ITスカラーの歩み」はこちらから障害ごとの「配慮メニュー」 本当に特性に合ってる? 2024年の改正障害者差別解消法で「合理的配慮」が官民問わず義務づけられた。言葉が浸透し、授業や定期試験、入試での配慮も少しずつ得やすくなっている。 一方で、「学習障害なら、問題・解答用紙の拡大と時間延長かな」などと、まるで定食セットのように障害名で、決まった「配慮メニュー」を提示される例が増えたように感じる。拡大するとかえって文が読みにくくなったり、時間延長で疲れてしまったりする子もいる。 学生が力を十分に出せる、特性に合った本質的な学びのための配慮が必要なのに――。そう思うのは、自身が形だけの学習でつまずいた経験があるからだ。 小学校から高校までずっと通常学級で、中学受験もした。いま思えば、小学校低学年のころから学習に困難があったが、読み書きが苦手な学習障害(LD)とわかったのは、高校生の時だ。猛勉強で中学受験に合格 でも限界が 小学校低学年では、先取り学…この記事は有料記事です。残り1376文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人宮坂麻子編集委員|教育・こども担当専門・関心分野教育・こども関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする






