インタビュー聞き手・編集委員 宮坂麻子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

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デジタル教科書が、正式な教科書になる。2030年度にも小学校から始まる次の学習指導要領にあわせて導入予定だが、文部科学相が、小4以下や国語、社会、道徳などは「デジタルのみ」の教科書を認めない方針を示している。必要な子は点字教科書などと同じ障害者向けの「教科用特定図書」で対応するという。そうした子たちの学びはどうなるのか。医療と教育の両面から学習障害(LD)の子を支援する、大阪医科薬科大LDセンター顧問で、大阪教育大学名誉教授の竹田契一さんに聞いた。 ――読み書きなどに困難のある小学生に、デジタルの教科書や教材を勧めているそうですね。 行や文字を読み飛ばす。同じ文を何度も読む。音読が遅い。「あれっ」と思ったことが、小学2、3年生で学習につまずく形で見え始めることがあります。板書も書き写せず、不登校になる例もめずらしくありません。 視覚や聴覚の情報処理に特性があり、読むことに困難があるディスレクシア傾向の子です。文字がぐにゃぐにゃに曲がったり、動いたり、人によって見え方は様々です。 ――書くことに困難のある子もいますね。 文字自体はわかっていても、形を想起して手で再現できない。書き障害のタイプです。協調運動障害などで思うように手が動かない子もいます。 低学年のうちは発達が遅い「スローラーナー」と区別がつきにくいので、診断が難しい。また自閉スペクトラム症(ASD)の傾向の子には、読み書き両方に困難がある子も少なくありません。 こうした子たちにとって、小学1、2年生からテクノロジーで特性を補完して、学びの「回路」を早期につなげることは、その後まで続く学習権の保障に欠かせません。 ――そうした子はどれくらい…この記事は有料記事です。残り1512文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人宮坂麻子編集委員|教育・こども担当専門・関心分野教育・こども関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする