階段国道を通る観光客ら=2026年6月7日、青森県外ケ浜町、三井新撮影

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強い風が吹くことから「風の岬」と呼ばれる、津軽半島最北端の竜飛崎(青森県外ケ浜町)。漁港から岬の高台へ向かう階段の脇に、「国道339」「階段国道」と書かれた標識が立っている。車は通れない国道だ。 管理している県道路課や町産業観光課を訪ねると、日本で唯一の「階段国道」という。弘前市から外ケ浜町へ延びる国道339号の一部で、階段の全長は約388メートル、高低差は約70メートルと急勾配だ。 全362段を15分程度かけて上れば、息が切れた。近くに名曲「津軽海峡冬景色」の歌謡碑があり、赤いボタンを押すと、石川さゆりさんの歌声が大音量で流れる。 階段国道はもともと生活道路だった。漁港付近の集落と、岬の小・中学校などを結んでいた。1974年に国道に指定され、いずれは車が通れるように整備されるはずだったが、車の通行は近くを通る町道(現在)で事足りたため、階段のまま残ったという。■かつては青函トンネル工事で…