深掘りトランプ氏敬う自称「虎」が大統領になるのか 南米コロンビアで決選ボゴタ=河崎優子印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする

[PR]

南米コロンビアで21日、大統領選の決選投票が行われる。米国のトランプ大統領に尊敬の念を示し、強硬な治安対策を掲げる政治経験のない弁護士と、そのトランプ氏とたびたび衝突してきた現職ペトロ大統領の後継者が争う構図だ。「親トランプ政権」がじわりと増える中南米の今後を占う選挙にもなりそうだ。 14日にあった弁護士アベラルド・デラエスプリエジャ候補(47)の選挙集会。大音量の音楽が響くなか、ステージの巨大スクリーンには、AI(人工知能)で生成されたとみられる、虎の頭をした人間が踊る映像が流れた。 デラエスプリエジャ氏は、力強いイメージを持つ「虎」と自身を重ねている。ナショナリズムをかき立てるためにいつも着用し、支持者にも着るように呼びかけるサッカー・コロンビア代表のユニホームには、虎の顔がプリントされている。「ドンロー主義」を掲げるトランプ大統領は、コロンビアをはじめ中南米の国々に対して「アメ」と「ムチ」を使い分けています。記事の後半では、トランプ氏の肩入れと容赦ない対応についてお伝えします。 「祖国のために断固として!」 デラエスプリエジャ氏はそう叫び、右手を額に当て、「愛国心を高めさせる」という、お決まりの敬礼ポーズを見せた。 首都ボゴタの会計士、ドリス・ペスカドールさん(57)は、「教育、医療、あらゆる制度が今のペトロ政権に傷つけられた。奪われたこの国を、デラエスプリエジャが取り戻してくれる」と期待を込める。「根絶やしにする」 デラエスプリエジャ氏は「極右」「ポピュリスト」とも評される異色の候補だ。 「国を守るため」と、強硬な…この記事は有料記事です。残り1226文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりませんこの記事を書いた人河崎優子サンパウロ支局長|中南米担当専門・関心分野中南米の全分野、ジェンダー、環境、スポーツ関連トピック・ジャンルジャンル印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする