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国の文化審議会は19日、福島県白河市表郷金山にある「金山のビャッコイ自生地」を国指定の天然記念物にするよう、文部科学相に答申した。指定されれば、県内の国指定史跡名勝天然記念物は87件になる。 ビャッコイはカヤツリグサ科の珍しい水生植物。福島県や白河市によると、南半球のインドネシア、パプアニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドに分布しているが、白河市表郷金山の湧水(ゆうすい)地は日本で唯一、かつ北半球で唯一の自生地という。 かつて国内では自生地が数カ所確認されていたものの、いずれも消滅し、白河市の金山だけに残り続けている貴重なものだという。指定対象の面積は約1万4千平方メートル。 自生地は白河市立表郷小学校そばのスギ林の中にあり、ビャッコイは湧き水が流れる池に群生している。 一時はかなり数が減ったという。2003年から10年間、岡山理科大学の星野卓二教授(当時)が岡山に持ち帰って人工湿地で栽培した。その結果、スギが伸びて日光が十分に届かないことが原因とみられることが分かった。 そこで、地元住民でつくる「表郷環境ネットワーク」が下草を定期的に刈るようになった。さらに、湧水の滞留を防ぐため、冬場には表郷中学校の生徒たちと一緒に枯れ葉を取り除いてきた。 白河市の鈴木和夫市長は「こうしたみなさまの熱意が今回の答申につながった。『地域の宝』として後世に継承していく活動に全力で取り組んでまいります」との談話を出した。会津の「白虎隊」が名前の由来、その理由は? 国の天然記念物への指定を求…






