シカ食害や外来種、保全ままならぬ大学の森 寄付や企業支援募る松村北斗印刷するメールでシェアするFacebookでシェアする
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学生が学ぶ演習林やキャンパスにある森林の保全がままならない国立大学がある。森の適切な管理やシカの食害、外来種への対応を迫られているが、予算が乏しく、外部からの寄付や企業などの支援を求めている。 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区)から東に約30キロ。九大福岡演習林(福岡県久山町、篠栗町、計463ヘクタール)は、学生の実習や研究に活用されている都市近郊の森だ。スギやヒノキの人工林が67%を占め、ほかにカシやクスノキ、コナラといった広葉樹が茂る。国の「自然共生サイト」の取得もめざしている。これは民間などの取り組みによって生物多様性が保全されているエリアを国が認定する制度だ。広がるシカの食害 九大福岡演習林 九大農学研究院の古賀信也教授に車で案内してもらった。標高500メートル近い尾根筋に向かう途中、路上からニホンジカが走り去った。ヒノキの根元には樹皮がはがれた跡がある。「シカの角こすりの跡です。10年、20年後、樹皮がはがれたところから次第に腐ってしまう」と古賀さんは説明した。 食害で、地面にシカが好きでない植物以外、ほとんど生えていない場所もある。 すぐ近くに、電気柵で囲ったエリアがあった。太陽光発電の電気を流している。伐採跡地に再び植林したヒノキの苗が育っている。「費用の面から一部だけ囲っている。一部でも破れたり、土砂が崩れたりしたらシカが侵入してくるので、常に管理しないといけない」■手入れ行き届かない演習林…この記事は有料記事です。残り1460文字有料会員になると続きをお読みいただけます。※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
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