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中国が世界の生産シェア約8割を握る、レアメタル(希少金属)の一種であるタングステンの中国から日本への輸出が停滞している。日中関係の悪化を背景に、中国が輸出規制を強化した影響とみられ、タングステンが主に使われる工具などをつくる日本企業は価格の高騰に見舞われている。業界団体は資源の安定確保のため、リサイクル強化に乗り出した。中国、異例の禁輸で対日圧力アクセル 対象は防衛産業の中核、影響は 中国税関総署が公表している2026年4月までのデータによると、中国が輸出規制の対象としているタングステン関連製品の1月の日本向けの輸出量は前年同月に比べ約8割減った。パラタングステン酸アンモニウムなどの一部のタングステンの関連製品は1月以降、炭化タングステンは2月以降、完全に止まっている。 中国商務省は25年2月、米国による対中追加関税への対抗策として複数のタングステン関連製品を軍民両用品(デュアルユース)に指定。米国向けに限らず日本向けも含めた全ての輸出には中国当局の許可が必要になった。さらに日本向けに関しては、台湾有事をめぐる高市早苗首相の国会答弁を理由に26年1月、軍民両用品の輸出規制を強化した。 こうした状況を受け、タング…