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「待ち望んだ瞬間」という言葉とともにSNSに投稿されたのは、数学のテキストの画像。中学から高校まで6年かけて学んできた8冊を並べたら、表紙のデザインに隠された「仕掛け」が浮かび上がってきました。(朝日新聞withnews編集部・山野拓郎)中高一貫校のテキストSNSに投稿されたのは、チャート式で知られる数研出版の「体系数学」というテキストの画像です。数研出版によると、体系数学は中高一貫校向けの教材です。1~5巻まであり、1巻(中学1、2年生用)と2巻(中学2、3年生用)が代数編、幾何編の2冊ずつ、3巻(高校1、2年生用)が数式・関数編と論理・確率編の2冊。4巻(高校2年生用)は微積分の基礎・数列・統計・ベクトル、5巻(高校3年生用)は複素数平面と微積分の応用という内容です。6年がかりで学んだテキスト8冊を横に並べたら、実は表紙のデザインがつながっていたのです。数学のつながり、デザインで表現なぜこんな仕掛けがされているのでしょうか。数研出版の編集者に話を聞きました。「体系数学では、中学数学から高校数学まで、数学のつながりを大切にしています。表紙をデザインするうえで、『数学のつながり』を『デザインのつながり』で表現しました」「また、使い始めが中学生であることを意識し、それまで3色刷りであった1巻、2巻、3巻の中身のデザインをフルカラー化しました。それに合わせて表紙デザイン全体の明るさにもこだわりました」1巻ずつ明確にテーマ色があり、背も含めて視認性が高い点も、使い勝手をよくするうえで重要視しているそうです。「5巻までそろえたくなるような、つながりを感じられるデザインという思いが形になり、使用者のみなさまに届いたことを、本当にうれしく思っています」数学のおもしろさを伝えたい体系数学の編者である埼玉大学名誉教授の岡部恒治さんは、編者あいさつで、「子どもたちの理数離れが言われだしてから久しくなりました。それなら、離れる前に少しでも算数・数学のおもしろさを教えてあげたい。自分の考えをすべての子どもたちに押し付ける気持ちはありませんが、やっぱり、算数・数学がおもしろいことに気づいてほしい」という言葉をテキストで学ぶ生徒に贈りました。数学のおもしろさを伝えるべく、テキストのアップデートを続けています。例えば、新課程版の体系数学では、QRコードから例題の解説スライドにアクセスできるようになりました。グラフの動きを伴って解説するなど、より分かりやすくなったそうです。「体系数学に限らず、当社の商品をご注目いただいていることについては、率直にうれしく思います。2003年の発行以来多くのみなさまにご愛用いただいておりますことを、これまで体系数学にかかわりました編集者を代表してお礼申し上げます」2024年から順次発行している改訂版についても、「デザインのつながり」を意識した表紙にしているそうです。改訂版は現在3巻まで刊行されています。「改訂版も、ご使用いただく先生方や生徒のみなさまがSNSに投稿したくなるような表紙にしています。ぜひ5巻までそろうその日を楽しみにしておいてください」ニュースが身近になるメディア「withnews」https://www.asahi.com/withnewsTikTokアカウント:https://www.tiktok.com/@withnewsYouTubeアカウント:https://www.youtube.com/@withnewschannel