奈良国立博物館の仏像館で、撮影OKの仏神像にカメラを向ける人たち=2026年5月20日、奈良市登大路町、今井邦彦撮影

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奈良市の奈良国立博物館(奈良博)は今春、寺社や個人などから預かって仏像館(旧本館)で展示している「寄託品」のうち、所有者の同意が得られたものについて撮影を「解禁」した。その中には国宝や重要文化財も。SNSで仏像ファンらが早速、歓迎のコメントと共に写真をアップしている。 奈良博では2019年、展示品がすべて館蔵品の青銅器館で撮影が可能に。同館と接続している仏像館でも、23年から館蔵品には「撮影OK」のマークを付けて撮影を解禁したが、展示品の多くを占める寄託品は撮影禁止のままだった。 奈良博の吉澤悟・学芸部長は「仏像の撮影を許可して欲しいという要望は、以前から根強くあった」という。しかし仏神像は美術品であると同時に信仰の対象。寺社でも撮影を許可しているところは少ない。寄託品の撮影解禁には慎重にならざるをえなかった。 転機になったのは昨年4月…